スキージャンプ女子/FISワールドカップ 11シーズン連続優勝、男女歴代最多優勝記録63勝、男女歴代最多表彰台記録113回と輝かしい成績を残している高梨沙羅さん。
2022年北京五輪後、6月に現役続行を宣言し、2022₋23シーズンに突入しています。
そんな高梨沙羅さんに関し
- 高梨沙羅ドイツの大会でまた失格！
- 高梨沙羅は引退が囁かれるも現役続行を選択！
についてお届けしたいと思います。
高梨沙羅ドイツの大会でまた失格！
2022年北京冬季五輪のスキージャンプ混合団体でのスーツ規定違反は記憶に新しいかと思いますが、2022₋23シーズンワールドカップ前の
海外初戦/ドイツ・クリンゲンタールの大会にて、またしてもスーツ規定違反で失格となりました。今回はどのような違反だったのでしょうか。
FIS（国際スキー連盟）は五輪で失格者が多数出るという前代未聞の状況でルール上の不備というバッシングを浴びたため
「今季からFISは測定方法を変更。立った状態での測定から仰向けでの測定に切り替え、そのうえで選手のサイズ測定にはレーザー機器を導入し、股下の長さを正確に計測する方式」
The digest
に変更し、公正・公平なルールづくりに着手。これで万事解決かと思われたものの、2022₋23シーズンも高梨沙羅選手以外に、
昨季女子ワールドカップ総合優勝のマリタ・クラマー（オーストリア）もスーツ規定違反で失格となり波紋を呼んでいる状況です。
高梨沙羅さんの違反の詳細は明らかにされていないものの、失格の中で最も多いのはスーツを身体よりも大きくし、風の抵抗を強く受け浮力を得るもの。
今回も同様の失格だと思われます。
現行のスーツ着用に関するルール
現在の規則では体のサイズに対して、男子はプラス１～３センチ、女子はプラス２～４センチとフィットしていなくてはならない。
生地の厚さは４～６ミリ、通気性は４０ｌ／平方メートル／秒
（１秒間に１平方メートルの面積を４０リットルの空気が通過）以上と規定されている。
―よくある「スーツの規定違反で失格」とは。
股下部分に余裕を持たせ過ぎて違反となるケースが多い。遠征中は選手がやせて体形が変わってしまうこともよくある。
スーツで最大限の風が受けられ、かつ違反にならないように、チームに同行するメーカーの担当者がミシンを使って頻繁に調整している。
時事ドットコム
かなり細かい規定がありますね～。トレーニングや疲れで身体の大きさや形も変わる場合があるので、スーツ測定と体調管理は表裏の関係と言えるでしょうね。
スキージャンプは厳密な体型の管理が必要なスポーツだということを改めて感じました。
高梨沙羅は引退が囁かれるも現役続行を選択！
2021₋22シーズン最大の目標は４年に一度の五輪での金メダル獲得でしたが、個人ノーマルヒル4位、混合団体でも4位と期待をされながらもメダルには届きませんでした。
北京五輪から採用された、スキージャンプ混合団体/初代王者を決める大会にて、スーツ規定違反による失格で
悲劇のヒロインとして連日メディアで取り上げられ、多くの国民が沙羅さんを擁護したことが印象に残っています。
そんな沙羅さんですが、2022北京五輪終了後、現役引退、続行で心が揺れ動いていましたが、
「高梨は昨季終了後に進退について熟考した末、６月に公式インスタグラムで競技続行を宣言。
その直後に自身の冠大会の場に登場し、「五輪の失敗は五輪でしか消化できない。４年後に向けて日本チームに貢献できたらいいし、試行錯誤しながら挑戦し続けていきたい」
ヤフーニュース
と現役続行を表明しました。2022年10月現在25歳なのでまだまだ伸びしろがありますし、
五輪のあの悔しさをミラノ・コルティナダンペッツォ五輪で果たして欲しいと本当に願うばかりです。
そして2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪は金メダルチャンスが増えます！
男女の種目格差解消の為、ジャンプ女子ラージヒルも採用となり、ノーマルヒル、混合団体と3回金メダルを狙えるチャンスがありますのでより期待は高まるばかりですね。
個人ノーマルヒルで2014年ソチ五輪4位、2018年平昌五輪銅メダル、2022北京五輪4位なので輝いた色のメダルを期待したいところです。
まとめ
これまで多くの感動を与えてきた高梨沙羅さん。幼い頃からスキージャンプ女子の第一人者として長く活躍を続けています。
また女性としても一段と磨きがかかり、美しさは増すばかり！そんな沙羅さんをずっと応援したいと思います。
最後までお付き合い頂きまして有難うございました！
