毎年ドラマが起こるプロ野球ドラフト会議。今年(2022)も高校生154人、大学生187人のプロ志望届が提出され、
社会人とプロ独立リーグ合わせて約500人程度の候補の中から最大120名の選手が新人選手として選択される予定です。
その中で上位指名候補として注目されている選手の一人に愛知誉(ほまれ)高校遊撃手のイヒネ・イツア選手がいます。
そこで今回は
- イヒネ・イツアの国籍はナイジェリア?
- イヒネ・イツアはドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスが指名?
についてお届けしたいと思います。
イヒネ・イツアの国籍はナイジェリア?
ドラフト会議2022で注目高校生の一人のイヒネ・イツア選手ですが、
ご両親はナイジェリア人ですが、生まれも育ちも日本で、国籍はナイジェリアです。
日刊スポーツ *日本は国籍を米国のような出生地主義ではなく、血統主義のため日本で育ったイツア選手はナイジェリア国籍となります。
愛知県名古屋市で、ご両親は家族内でも日本語でやり取りをしているそうです。
プロフィール
- 名前:イヒネ・イツア
- 誕生日:2004年9月2日生まれ
- 身長:184㎝
- 体重:82㎏
- 兄弟:姉1人、兄2人の末っ子
- 好きなプロ野球選手:福岡ソフトバンク/柳田悠岐
- 好きなタレント:影井ひな(TikToker)
ちなみに、姉は陸上、長兄はバレーボール、次兄は野球をやっているそうで、スポーツ一家で育ったようですね。
経歴
- 小学3年生の時に瑞穂イーグルスで野球をはじめる
- 中学生の時は、軟式の強豪/東山クラブに所属(中2の時、春・夏全国大会準優勝)
- 高校は、誉高校に入学(1年生からベンチ入り)、高校通算18本塁打
- 基礎体力:50m走6秒2、遠投110メートル
- 甲子園出場経験なし
中学で所属していた東山クラブでは同じドラフト候補の内藤鵬選手がチームメイトでした。
軟式野球クラブの名門・東山クラブに所属するも、不動のレギュラーというわけではなく、出場するときは6番だった。
「センターを守っていましたしたが、全然パワーはなかったですし、打球も飛ばなかった打者でした」
高校野球ドットコム
中学生の時は、まだパワー不足で内藤選手との力の差があったのでしょう。
誉高校野球部では、在籍の3年間愛知県大会を突破することができず甲子園出場は果たせませんでした(2022年夏は3回戦敗退)が、
フィジカル強化を徹底的にやるチーム。エルゴメーター、1キロ以上の縄跳び、ボックスジャンプ、パルクールトレーニングなど筋力アップだけではなく、
アジリティ系や、身体操作系のトレーニングなどあらゆるメニューをこなす。寮に入り、食事を多めに摂った結果、入学当時、67キロだった体重が、83キロまで増量。
プレーも力強くなり、「中学の頃は力も全然無くて、そんな飛ぶようなバッターではなかったので、だいぶプレースタイルが変わりました。
フィジカル練習をやってきたこともあり、肩もかなり強くなったので、よかったと思います」
高校野球ドットコム
と本人も話しており、この高校の3年間でプロでも通用する身体づくりができたということになります。
誉高校の育成方針とイヒネ・イツア選手の頑張りがマッチしてこの3年間で急成長を遂げたことが伺えます。
イヒネ・イツアはドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスが指名?
映像からもわかるとおり、陸上選手のように早く走り、遠くに投げ、遠くに飛ばすことができると誰しもが思う身体です。
バッティングもしなやかですし、アフリカの独特な身体能力の高さが出ていると思います。
各球団のスカウトや関係者からの評価は
「見るたびに成長する。伸びしろが楽しみ」と評価した(阪神タイガース 筒井スカウト)
スポニチ
「シンプルにスカウトの中での評価が1番高い選手。スケールがすごく大きいので、今までにない遊撃手のタイプ。
足も速いし、打撃も柳田に似たような、アッパーサイドに出るけど、大きいスイングワークで遠くに飛ばせる力がある」(福岡ソフトバンク 永井本部長)
フルカウント
「地元の大器なのにみすみす単独指名で取られて将来、イチローのような選手になったら
『中日は何をやっていたんだ』とファンから言われかねないし、格好がつかない。
ウチも競合覚悟で指名するべきだよ」と訴える。(中日関係者)
東スポWEB
など、イヒネ・イツア選手の上位指名はほぼ確実な情勢です。
福岡ソフトバンクホークス/ドラフト1位指名を公表(異例のドラフト会議開催10日前)
ソフトバンクの永井智浩編成育成本部長兼スカウト部部長がオンラインで取材に応じ、ドラフト会議で愛知・誉高のイヒネ・イツア内野手(18)の1位指名することを公表した。
永井本部長は
「シンプルにスカウトの評価が一番高い選手だった。大型のショートで将来的にレギュラーになれるポテンシャルがある。センターラインの強化がポイントだったので決め手になった」
と説明。
西日本新聞
福岡ソフトバンクホークスは、毎年公表した選手は確実に指名するので、ドラフト1位は確実ですね。
ただ他球団も競合入札する可能性もあるのでどうなるかはドラフト会議当日のお楽しみですね。
まとめ
素人目にも素材の良さが一瞬でわかるほど、スゴイ身体能力の持ち主であることは間違いないイヒネ・イツア選手。
育成に定評のある福岡ソフトバンクに指名公表されたことも、その証です。
活躍を期待し、どのチームに入団してもこれからも応援していきたいと思います。
最後までお付き合い頂きまして有難うございました。