2023年1月に日本警察による逮捕状が請求され、今後フィリピンの司法省と連携を取りながら、
日本への送還による逮捕が見込まれれる容疑者たち。今回は強盗指示役ルフィについて
- 強盗指示役ルフィの正体は渡辺優樹(渡邉優樹)?
- 強盗指示役ルフィのフィリピン・ピクタン収容所での自由度は?
を確認していきたいと思います。
強盗指示役ルフィの正体は渡辺優樹(渡邉優樹)?
今回様々な見立てがある中、日本全国で起こった強盗・窃盗事件について、逮捕状が請求され、全体像解明の糸口が見えてきたと言えるのではないでしょうか。
人気アニメ・漫画のワンピースの主人公であるルフィと名乗っているところが、今回の事件の興味をさらに引き立てていると言えます。
今回逮捕状が請求されたのは、合計4名でその内の2名の容疑者の名前が明かされています。
- 渡辺優樹容疑者
- 今村磨人容疑者
渡辺容疑者と今村容疑者は、時事通信によると
渡辺容疑者らはフィリピンを拠点に少なくとも70人規模のグループを率い、2017年12月~19年11月、日本の高齢者ら約2,300人から計約35億円を詐取した疑いがある。
時事通信
闇バイトで集めた日本人をマニラ首都圏のホテルに集め、財務省職員などを装って電話をかけさせていたほか、日本で高齢者からキャッシュカードを受け取る役のメンバーらには、フィリピンから指示を出していたとみられる。
前回は身柄引き渡し要請時に、他の容疑もあり身柄引き渡しがされなかった経緯があるようです。
今回フィリピンの司法省の報道官は、日本からの引き渡し要請があった場合、
(日本から身柄引き渡しの)要請があれば迅速に対応し、必要な措置をとると明言していることから、要請があれば日本への身柄引き渡しが成立するものと思われます。
ちなみに二人は、北海道出身ですが、渡辺容疑者は道東の別海町、今村容疑者は札幌市白石区の出身とのことです。
渡辺容疑者が進学で札幌に住んだ際に、仲の良い関係になったと言われています。
強盗指示役ルフィのフィリピン・ビクタン収容所での自由度は?
ではなぜ、フィリピンの収容所にいるのに、犯罪に手を染めることができるのでしょうか。日本の留置場や刑務所、その他犯罪を犯した際の収容施設では考えられないことです。
渡辺容疑者や今村容疑者は現在、
施設概要
- 不法滞在などで母国への送還を待つ外国人や、各国から指名手配された逃亡犯が収容
- 最大で140人しか収容できないが、400人以上いることが常態化
- 日本人のほか中国人や韓国人らアジア系が多い
<賄賂は長年にわたって横行>
- スマートフォン
- パソコン
- お酒
の入手は容易。賄賂を受けとった職員が外部で直接買ったり、面会者による差し入れを見逃したりしている為。
<施設内は2段ベッドが並ぶ劣悪な環境>
- 5万ペソ(約12万円)ほどの賄賂を払えば利用できる「VIPルーム」と呼ばれるスペースもあり
<本国への身柄送還引き渡し防止策>
内部で「ペイ・トゥー・ステイ(支払いによる滞在)」と呼ばれ、収容所職員側が持ち掛けることもあり
*帰国したら厳刑が待っている中国人が1億ペソ(約2億3千万円)を出したこともあったそう
一部の収容者は本国への強制送還が避けられないとなると、外部協力者を利用し、自身を暴行や詐欺などの罪で告訴・告発させるという。
司法手続きが正式に始まれば、母国への送還手続きは停止状態となるためだ。
「有罪となれば、そのまま刑務所に収監される。帰国を引き延ばす手法だ」(地元ジャーナリスト)。
産経ニュース
まさに、「悪人の楽園」と呼ばれているが、その通りなのでしょう。
ただ、今回ばかりは、ここまで大きく取り沙汰されていることから、日本へ送還される可能性が高いと言われています。
まとめ
日本の広域で行われている犯罪がフィリピンの収容所から発信されていることに驚くと同時に、遠隔でここまでできてしまうシステムに驚かされました。
今後、どのような進展があるかは見守るしかないのですが、罪のない人に対する卑劣な犯行なだけに早期に真相を解明し、このようなことが今後起こらないようにしてほしいものです。
今回も最後までお付き合い頂きまして有難うございました。