浄土宗の僧侶、LGBTQの活動としても広く知られるようになった西村宏堂さん。
2021年TIME誌「Next Generation Leaders」に選出され、2022年はNHK紅白歌合戦のゲスト審査員に選ばれるなど注目が集まっています。
そんな西村宏堂さんについて
- 西村宏堂の実家の寺はどこ?増上寺ではない?
- 西村宏堂の経歴プロフィールも調査!
を確認していきたいと思います。
西村宏堂の実家の寺はどこ?増上寺ではない?

NHK紅白歌合戦のゲスト審査員としての放送終了後にNHKBS1にて「ハイヒールを履いた僧侶」の5回目の再放送が決まり、注目度が一段と高まっている西村宏堂さん。
西村宏堂さんのオフィシャルサイトにも
NHK BS1で宏堂の密着取材番組「ハイヒールを履いた僧侶」が放送されます。
NHKの国際放送 NHK WORLD JAPANで以前放送された内容に、宏堂の声でナレーションを追加した日本語バージョンです。
4/24、5/4、6/11、12/4に放送され、好評につきこの5回目の放送が決定いたしました。
https://www.kodonishimura.com/2022/12/24/nhk_bs1_5/
と告知されていました。注目されている証拠です。
ここからはご実家のお寺について確認していきたいと思います。
西村宏堂さんのご実家のお寺は
です。ご実家のお寺の名前を公式に明らかにしているわけではありませんが、以下理由から「長松寺」であることが推測できます。
長松寺の歴史
西村宏堂さんは東京都内にある浄土宗のお寺の僧侶。(中略)
https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0029/topic077.html
西村さんは400年続く東京のお寺の一人息子として、1989年に生まれました。
と紹介がありました。長松寺を確認すると
長松寺は、傳譽(天文13年1544年寂)が龍の口附近に開山、当寺2世義公が慶長2年(1597)に中興したといいます。
https://tesshow.jp/minato/temple_mita_chosho.html
厳密に計算すると425年ということになりますが、おおよそで400年という歴史と合致していますね。
長松寺の代表者
その次に「長松寺」の代表者の情報として、東京都宗教法人名簿(令和3年12月31日現在)より以下が確認できます。

お名前の苗字が「西村」となっていますよね。苗字も合致しています。
長松寺の外観

こちらが長松寺の正面から見た門ですね。以下SNS(Twitter)でお寺の門が撮影された画像や動画を確認してみましょう。

ハイヒールを履いたお坊さん(西村宏堂)× newTOKYO編集長ヒロさんとの対談トーク時の画像です。
背景の門が長松寺と似ていますよね。

こちらはわかりにくいかも知れませんが、門にある格子が似ているというものです。

chantoというWEBマガジンの時に撮影されたものですね。こちらは正面ではありませんが、同じといって良いでしょう。
上記事項を踏まえると西村宏堂さんのご実家は「長松寺」である可能性が非常に高いと思います。
実家が増上寺と言われる理由
西村宏堂さんの活動を追いかけていると”増上寺”というワードがところどころに出てきます。
西村宏堂さんは、アメリカと日本を拠点に活躍するハリウッドでも有名なメイクアップアーティストです。
しかも増上寺の僧侶で自身もLGBTQの西村宏堂さんはLGBTQの方々を擁護活動されています。
ギャラリー大久保
上記は増上寺で僧侶の修業をしていた時に取材を受け、上記のような表現になったと思われます。
LGBTQ活動家として「性別も人種も関係なく皆平等」というメッセージを日本語、英語、スペイン語などで発信し、ニューヨーク国連人口基金本部、イェール大学、増上寺などで講演を行う。
NHK
上記は紅白歌合戦(NHK2022年12月31日)にゲスト審査員としての紹介文の一部です。ここでも講演会を行った実績として増上寺というワードが出てきます。
実際修業は
僧侶の修行は、京都の金戒光明寺と東京の増上寺で1回2週間程度を5回、2年間かけて行います。
修行では朝5時半に起きて、身支度を整えたら、仏前に読経や回向(えこう)をする朝の勤行(ごんぎょう)が6時から始まります。
勤行では一時間強正座するので、足が死にました。お経を大きな声で唱えないと怒鳴られたり、少しでも間違えると最初からやり直しになったりしてしまう。
やっとそれが終わったら、氷点下の京都のお寺の廊下をはだしで水拭きしなければいけない。
手も赤くなってかゆくなるような冷たい水でぞうきんを絞ってタッタッタッて、まさに一休さんの世界です。
毎日5、6回勤行をして、仏教の歴史やお経の意味などについての様々な授業を7時間受けて……といった毎日の繰り返し。
食事時間は5分だけだし、足を崩すのはダメだし、休み時間といえそうなのは着替える時くらい。すっごく大変でした。
リアルサウンド
相当過酷な様子ですね。修行場所が増上寺というのも実家では?と言われた理由になっているようです。
西村宏堂の経歴プロフィールも調査!
西村宏堂さんのプロフィールについては以下内容まで確認できました。

プロフィール
- 名前:西村宏堂(にしむらこうどう)
- 生年月日:1989年2月13日
- 年齢:33歳(2022年12月現在)
- 出身地:東京都
- 実家:都内港区にある寺院で「長松寺」(推測)
- 現在:浄土宗僧侶、LGBTQ活動家
自分のセクシュアリティに気づいたのは3歳くらいのときだそうですが、周りの人には隠し続けていたそうです。
小さい頃はアニメに登場するプリンセスが大好きで、頭に風呂敷を巻き、長い髪のようにしてお姫様ごっこをしていました。
自分はずっと男の子が好きでしたが、それは誰にも言ってはいけないことだと思っていました。
高校でも自分のセクシュアリティを隠すのに必死でした。
でも、あるとき学校で帰り支度をしていると後ろにいた男子生徒が仲間とうわさ話をしていて
『宏堂ってホモだよね?』と言うのを耳にしたんです。
必死に隠していてもばれてしまうのかとショックでした。本当につらかったです。
息ができなくて体じゅうから空気を抜かれたような感覚でした。
その時、本当の自分を絶対隠し通さなければと思いました
NHK
日本での学生時代は隠すことの辛さを経験したのでしょうね。
日本の高校卒業後、居場所を求めて西村宏堂さんはアメリカに留学します。
メイクアップと出会ったのはボストンでのこと。
日本人としての容姿にコンプレックスを感じていた西村さんは、同じ日本人の森理世さんがミス・ユニバースで優勝したことに大きな衝撃を受けたそうです。
森さんが薦めるメイク道具に興味をもち、自身もメイクアップを始めるようになりました。
NHK

美大に通っていたころの宏堂さん
プロとしてメイクを学ぼうと考えた西村さんは、ニューヨークで美術大学に通いながら著名なメイクアップアーティストのアシスタントとして働き、技術を身につけました。
NHK
また美大では、セクシュアリティについても自由な考えを持つ仲間たちと出会い、オープンに本音を語り合う中で、ようやく自分自身を隠さず生きられるようになりました。
そして人の心に響く表現をするためには、自分が苦手なことにも向き合う必要性に気づき、自らのルーツでありながら、ずっと関りを避けていた仏教に関心を持つようになっていったそうです。
日本の文化や価値観はまだ閉鎖的ということなのでしょう。ニューヨークでの経験が宏堂さんの思考を変えた経験であることは間違いなさそうです。また

チャンスはどこに転がっているかわかりませんね。これは偶然ではなく、必然だったということでしょう。
まとめ
ご実家がお寺で一人息子だったこと、日本の性に対する固定観念からの脱却は大変だったかと思います。
日本も考え方が変わりつつありますがまだまだ自由とは言えません。西村宏堂さんのような活動はとても大切だと感じています。
これからも僧侶・メイクアップアーティストとしての活躍を楽しみにしたいと思います。
最後までお付き合い頂きまして有難うございました。