2023年2月8日、東京地検特捜部に東京五輪・パラリンピックの運営をめぐる談合事件に関し、独占禁止法違反(不当な取引の制限)の疑いで逮捕された森泰夫容疑者。
総額400億円にも及ぶ大会運営関連業務の随意契約となり、入札なく契約が締結されていたことがその理由です。
今回は、森泰夫大会運営局の元次長の森泰夫氏について
- 【談合】森泰夫のwiki学歴・経歴プロフィール!
- 【談合】森泰夫と森喜朗との関係性は?
を確認していきたいと思います。
【談合】森泰夫のwiki学歴・経歴プロフィール!
プロフィール
- 名前:森泰夫(もりやすお)
- 生年月日:1968年(月日未確認)
- 年齢:55歳(2023年2月現在)
- 出身地:東京都
学歴
- 桐朋中学校
- 桐朋高等学校
桐朋中学・高校は中高一貫教育により進学、桐朋高校は都内トップクラスの学力、全国的に見ても上位
- 横浜国立大学教育学部
言わずと知れた名門国立大学です。多くの著名な方を輩出しています。
森泰夫さんは、中学・高校・大学と陸上競技に取り組み、大学時代は連盟の一員としても関わったということです。
そして支えとなってくれるのは、若いときからの友人で、中高時代の友人の持つ意味を認識してほしい。と講演会で発言されていました。中高と良い仲間に出会え、切磋琢磨してきたことが伺えます。
経歴
- 1991年:東急電鉄入社(都市開発事業に携わる)
- 2004年:東急電鉄退社
- 2004年:日本陸上連盟加盟
- 2007年:世界陸上選手権大会、東京マラソン、名古屋ウィメンズマラソンなどで審判を務める
- 2007年 早稲田大学大学院でスポーツ科学を専攻⇛トップスポーツマネジメントコース終了
- 2014年 日本陸上連盟副事務局長就任
- 2014年 東京オリンピック・パラリンピック競技委員会服事務局長に就任
- 東京オリンピック・パラリンピック組織員会運営局次長
森泰夫さんは、講演会の中で「一般的な人々のスポーツへの関わり方」は3つあり
- 選手として仲間とともに『スポーツをする』
- プロスポーツなどの『スポーツを見る』
- スポーツ団体の運営、イベントの運営スタッフとして『スポーツを支える』
そしてスポーツの普及に向けた取り組みとして
- 競技を続けられる環境を整備する
- 「スポーツを見る」人の増加に向けて、競技大会の魅力を高め、ファンとなるきっかけを用意する
- 「スポーツを支える」人を増やすために、スポーツによる社会貢献の意識を高め、社会的に支持される取り組みを進めるなどのこと
の必要性を主張ししています。このような素晴らしい視点で取り組んできた方がオリンピックという巨大なイベントでありビジネスステージに立った時、自身の判断が鈍ってしまったということなのでしょうか。
東京オリンピック・パラリンピック終了後の記者クラブで「五輪後のスポーツを考えるの講演」の内容も良かったとの評判もあっただけに、今回の談合による逮捕は残念でなりません。
今回の談合事件とは
1.の部分で電通社に「受注候補の一覧表を作り、表の完成を依頼」、そもそもこの部分から間違っていますよね。入札に向けた事前調整をしているようなものなので、公正な取引とは言い難いと言えます。
またテスト大会での落札企業が本大会も受注する方式で会場ごとに随意契約となり、入札が行われなかったことも判明しているようですね。今後一連の流れが解明され、さらに大きな問題となる可能性もあります。
【談合】森泰夫と森喜朗との関係性は?
同じ苗字なので、親類、親戚関係にあるのではないかと言われている
同姓というだけで、親類関係、あるいは親戚関係にあたる情報は確認できませんでした。
一瞬筆者も何か関係があるのではと思いましたが、業務上の関わり以外はなかったようですね。
世間の反応
オリンピックだけではなく、復興予算や自治体の発注先を総点検してほしい。
何年か前に復興地域の採用活動を支援している会社は、その部署だけで数十人在籍する組織になっていた。これは安定的に発注がある証拠。それ自体は、悪いことでは無いが業者任せになる要素を多分に含んでいる。
相見積もりやコンペを実施しているか検証が必要では無いだろうか?
東京五輪を巡る談合の疑いて組織委員会の元次長が逮捕されたのは、更なる上部へ「捜査の手が伸びる」足がかりとなる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
言い換えれば、「トカゲのしっぽ切り」で終わらせるべきではありません。
また、五輪誘致委員会は、札幌オリンピックの開催に向けて前向きな姿勢を見せているようですが、五輪関係者の不祥事を見る限り、今後は日本でオリンピックが開催されることに国民の理解は得られないと言っても過言ではないでしょう。
いずれにしても、国民の税金が投入されているオリンピックで、組織委員会側と企業側とが「ズブズブの関係」にあったことは明白であり、「国民の信頼を裏切る行為」そのものではないかと思います。五輪組織委員会や五輪誘致委員会は、既に存在する価値を失った、つまり、「解散する」べきではないでしょうか。
「森」という五輪にとっては嫌な苗字が出てきた。
喜朗氏と全く無関係なのだろうかと疑念が湧いてきてしまう。
しっかり報道して欲しいし、高橋氏が官民のキーパーソンであることは間違いないと思いますが、政界にまできっちり調査、捜査、報道して欲しい。
全容が解明されない限り、また、スポーツ利権に群がる、政治家、組織、企業を明らかにして、再発防止策がまとまるまでは、オリンピックの招致は一切行わないと宣言して欲しい。
どんなに取り繕っても、金しかない残念な国と思われていることに早く気が付いた方が良いのでは?
*ヤフコメより
まとめ
東京オリンピック・パラリンピックの巨額な談合事件ですが、森泰夫さんや今回逮捕されたメンバーだけで進めていたことなのかなど、詳細を今後明らかにして欲しいですね。
次のオリンピック誘致(札幌冬季五輪)も今後どうなるかわかりませんが、すべて明らかにした上で、進めて欲しいと感じます。
今回も最後までお付き合い頂きまして有難うございました。