2023年1月徹子の部屋に出演した小山明子さん。旦那である故・大島渚さんの死から10年目を迎えますが、
それまで大島渚さんへの介護を題材とした講演会がコロナ禍でなくなり、経済的に苦しくなったと明かします。
今回はその大島渚さんとの間に授かったご子息について
- 【大島渚嫁】小山明子の子供(息子)の職業は?
- 小山明子の子供(息子)からの読んでもらえない親父への手紙!
を確認していきたいと思います。
【大島渚嫁】小山明子の子供(息子)の職業は?
小山明子さんは、大島渚さんとの間に生まれた2人の息子さんを育て上げてきました。
長男:大島 武(おおしま たけし)
- 生年月日:1963年生まれ
- 年齢:60歳(2023年の誕生日で)
- 高校:神奈川県立湘南高等学校
- 大学:一橋大学社会学部卒
- 就職:日本電信電話株式会社(NTT)入社
勤務のかたわら、ロンドン大学インペリアル校経営大学院修了/MBA(経営学修士)取得
本来は教えることが好きな為、教師になりたかったが
「もともと小学校の先生になりたかったんですが、父が反対しまして。
タウンニュース
人というのは教えてもらうのではなく、自らが学びとるものだとの哲学があったそうです」
結局は教師になりたいという思いから、1995年にNTTを退社し、1996年東京工芸大学女子短期大学部講師に就任
*1998年同助教授。2004年東京工芸大学芸術学部基礎教育助教授。2007年同准教授。2012年同教授
*コミュニケーション理論をベースにした実践的な研修の企画実施や、地域での講演活動を実施
*2003年に優れた大学教員に贈られるベスト・エデュケーター・オブ・ザ・イヤー(全国大学実務教育協会)を受賞
*日本ビジネス実務学会副会長、国際パフォーマンス学会副理事長等を歴任
「妻」は湘南高校の同窓で「長男」も同校出身
*2013年のインタビュー時、50歳の時に4人家族と話していることから、子どもは2人いると推察
大島武さんは、「教授」となり、夢であった教えることを実現していますね。
次男:大島 新 (おおしま あらた)
- 生年月日:1969年9月13日
- 年齢:53歳(2023年1月現在)
- 高校:神奈川県立湘南高等学校
- 大学:早稲田大学第一文学部卒
- 就職:フジテレビ入社
「NONFIX」「ザ・ノンフィクション」などドキュメンタリー番組のディレクターを務める
初のディレクター作品『先生は銀メダリスト』を手がける。大学時代の恩師で、レスリングの五輪メダリストの太田章が引退を撤回してアトランタ五輪に挑戦するさまを追った
ドキュメンタリー制作
- 1999年にフジテレビを退社(社内でドキュメンタリー番組を作ることが難しくなった為フリーに)
- MBS『情熱大陸』・NHK『課外授業 ようこそ先輩』などを演出。
映画関連
- 2007年:ドキュメンタリー映画『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』を監督
*同作は第17回日本映画批評家大賞ドキュメンタリー作品賞を受賞した。 - 2009年:映像製作会社ネツゲンを設立
- 2016年:映画『園子温という生きもの』を監督
- 2020年6月:衆議院議員の小川淳也を追ったドキュメンタリー映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』が公開
*同作品は第94回キネマ旬報ベスト・テンで文化映画ベスト・ワンを受賞 - 2021年6月:『香川1区』の本格的な撮影を開始。同年10月に衆議院が解散
香川県第1区から出馬した小川、平井、日本維新の会公認の町川順子ら3人の候補者を追いかけた - 2021年12月:続編にあたるドキュメンタリー映画『香川1区』が公開
大島新さんは、テレビ局員、映画監督などをされていますが、一貫して「ドキュメンタリー」に拘っていますよね。
ドキュメンタリーは筋書きがないので難しいと思いますが、そこに面白さを見出しているのでしょう。
小山明子の子供(息子)の職業は?読んでもらえない親父への手紙!
小山明子さんの息子さん2人は共著で
という書籍を2014年に執筆及び出版しています。
その中で2人にとって、大島渚さんの子育ては極端に過保護だったそうです。その証拠に
「ほとんど怒られた記憶はありません」
また武さんがNTTに内定をもらったとき
『こんなでかい会社に入るなんて、いい度胸だ』と感想を漏らしたそうです。
こんな大きな会社で社長になれるのかというニュアンス。僕たちにかける期待がとてつもなく大きかった。
*引用元:プレジデントオンライン
と父親とのエピソードを話されていました。そして父親との50の言葉の内、13の言葉を紹介
- 何言ってんだ、バカヤロー。
- 世界中の役者に謝れ!
- 世の中は自分にとって都合のいいものとは限らない。不条理なものなんだ。
- 仕事はヌーベルバーグでも、家庭は松竹メロドラマで。
- 酒飲みにとっては、世界は酒飲みと酒飲みでない人間の大きく二つに分かれて成り立っている。
- 幼い子の曇りのない眼はおそろしい。
- 当たらないとかくも無残か。
- キャメラは加害者だ!
- 勝負をする時はお互い強い奴、ツイてる奴と組まないと勝てない。
- わいせつ、なぜ悪い。
- 青春は不可能性の発見である。
- 電話でお礼を言ってはいけない。
- 職業には貴賤はないが、人間には貴賤はある。
読者の声
リベラルであり保守である稀代の映画監督はひとりの父親でもある。二人の息子はどれほどの寵愛を受けたのか、多忙な両親の代わりに祖母に育てられ、物心がついた頃父親にポルノ映画監督というレッテルを貼られた環境はどのような心情だったのであろう。
晩年、不自由な身体の映画監督は挫けず闘志を絶やさない。その姿に寄り添う親族の真心が垣間見える。相容れないようで融和する。
それはリベラルと保守という思想にも通じる。分断は何も生まれない、対話の大切さ、言葉を紡ぐ先の "和み" が社会への "抗い" と共存する。家族から世界が見える文章が楽しい。
とても面白く、読み始めたら一晩で読み終えてしまった。大島渚という人物の「自分へのまっすぐさ」を感じる愛に溢れた文章。
この「自分へのまっすぐさ」とは、外から見ているとダブルスタンダードな側面も多々あるのだが、自分にはあくまでもまっすぐなのだ。
ひとつひとつのエピソードが愛らしく、思わず声に出して何度も笑ってしまった。
大島渚とは愛情の人だったのだと思うし、昨今、「なぜ君」や「香川1区」を世に出した大島新監督も、そのドキュメンタリー作品の中に秘めたメッセージから「この親にして」と感じるのだ。素晴らしい著書です。
大島渚をよく知らない人でも楽しめる本
一人の人間の人生が家族という立場からの視点で本音が書かれています。
もっと多くの人に読んでほしい本です。
*Amazonより引用
生存しているうちに伝えられなかった思いを息子2人はこの本に綴ったのでしょうね。評価の高い書籍でした。
まとめ
小山明子さんは、2人の息子さんを立派に育て上げ、大学の教授、映画監督&映像会社社長という社会的に見ても伝えるという重要な役割を担っているということなのでしょう。
そんな子供たちがいる母親は大変でありながらも幸せなのでしょうね。徹子の部屋でのエピソードも楽しみにしています。
今回も最後までお付き合い頂きまして有難うございました。