サッカー日本代表候補で現在(2022年10月)ドイツ・ブンデスリーグで大活躍中の鎌田大地選手。
2022年ワールドカップカタール大会では日本代表の点取り屋として期待がされている26歳のストライカーです。
そんな鎌田大地選手について
- 鎌田大地の年俸推移がスゴイ!
- 鎌田大地の市場価値は30億超でW杯活躍次第でどうなる?
をお届けしたいと思います。
鎌田大地の年俸推移がスゴイ!
2022年のサッカー界はイレギュラーな11月スタートのワールドカップイヤーとなり、欧州を中心としたサッカーリーグもワールドカップに合わせ変則的な開催日程となります。
2022₋23シーズンは夏の移籍マーケット(おおよそ7月~9月)よりも、1カ月間(11~12月)のワールドカップ終了後の期間の方が圧倒的に長いため、
冬の移籍マーケット(1月~2月)が活性化する可能性が高く、ワールドカップは各選手にとって
冬の移籍マーケットを見据えた見本市となり、今回お伝えする鎌田大地選手も渦中のひとりです。
プロサッカー選手の移籍は、居住環境やサポート体制、家族へのケア体制など、契約条項の中に含まれていますが、最も重要なのは年俸でしょう。
この年俸が選手の価値を示す最もわかりやすい指標となります。
2015年にプロデビューした鎌田大地選手はこれまでどのような年俸であったか確認していきたいと思います。
サガン鳥栖(2015年~2017年途中迄)日本
2015年 360万円
2016年 480万円
Jリーグには、クラブ経営を圧迫しないよう年俸上限を定めた“選手契約条件”という厳格なルールがあるため、
低年俸は仕方ありません。本当に社会人1年目のサラリーマンと差がない処遇ですよね。
サガン鳥栖の約2年半でJリーグ13ゴールの実績でした。
*選手契約条件は現在、新入団選手は原則480万円が上限年収。
アイントラハト・フランクフルト(2017₋2018シーズン)ドイツ
2017年Jリーグでの活躍が認められ、ドイツ・ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトに完全移籍することをクラブ間で合意し、2021年までの4年契約を締結します。
この時の年俸が
日本にいるときの約12倍の年俸!やはり海外クラブに行くということは技術の向上や憧れだけではなく、
金銭的な面でもの凄いメリットがあるのですね。一気に生活が変わってしまう確変とはこういうことを言うのでしょうね。
しかしこのシーズンは、出だしは好調であったものの、年間を通しては出場試合わずか3試合で実力を出すことができませんでした。
鎌田選手はこの時を振り返り
1年目とかやばかったです。いじめられてるんじゃないかというぐらい。
ウォーミングアップとかも一人だけやり直しさせられたりとか。若かったし、試合にも出ていなかったから。
フィジカルコーチとかも何か自分が仕事している感を出すためにとりあえず注意したり、俺のことを言っとけみたいなみたいな。
GOAL
日本はチームの和を大切にしますが、海外は個が際立たないと追いやられてしまう世界・・。
とことん突き放される、厳しい世界なんですね。
シント⁼=トロイデンVV(2018₋2019シーズン)ベルギー
2018年夏にフランクフルトから構想外となり、ベルギー1部リーグ シント=トロイデンVVにレンタル移籍します。
この時の年俸が
フランクフルトとの4年契約の2年目でのレンタルなので年俸は一定程度保証されていたようですね。
そしてこの1年間、34試合出場で12得点と活躍をします。このシント=トロイデンは、日本のDMMグループが経営権を持つチーム。
これまでも、遠藤航選手や香川真司選手など多くの日本人が在籍したチームです。
当時日本人チームメイトとして、遠藤航選手、冨安健洋選手、関根貴大選手などがいましたが、
日本人が多い分、生活面ではフランクフルトより楽になりましたよ。違和感とかは特にないですね。
言葉に関しては日本人が多いので覚えにくいデメリットもあるとは思いますけど。
King gear
と話しており、環境の変化も活躍の一因になったのかもしれませんね。
そして、欧州に慣れ、活躍できたことがその後に大きな影響を与えます。
アイントラハト・フランクフルト(2019₋2020シーズン)ドイツ
2019年夏はベルギーシント=トロイデンでの活躍により、契約元のフランクフルトがレンタルを解除し、チームに復帰させます。
この年は、リーグ戦では、2得点に終わったものの、UEFA ELで1試合で3得点を決めるハットトリックを含め6ゴールをあげ、
合計公式戦10ゴールを上げる活躍が認められ、2020年夏から2023年夏までの契約延長オファーを勝ち取ります。
この時の年俸が
4年契約の3年目ということで初年度の年俸とほぼ同等の額となります。
そして3年の延長オファーが貰えたことはドイツ1部リーグで活躍が認められた証拠でもあります。
こちらはチームメイトで元日本代表の長谷部誠選手との対談動画ですが、長谷部選手から助言、アドバイスなどがあるので助かっている様子でした。
日本代表のキャプテンであった選手から助言は心強いですよね。
アイントラハト・フランクフルト(2020₋2021シーズン)ドイツ
2020₋2021年シーズンは、リーグ戦32試合に出場し5得点、そしてリーグ3位となる12アシストを記録しチーム貢献度をさらに高めます。
この時の年俸は
もうこの頃は、チームもファンも認めるフランクフルトの中心選手として活躍していましたね。
コロナ禍の影響で大変な年であったと思いますが、うまく乗り切った年でした。
アイントラハト・フランクフルト(2021₋2022シーズン)ドイツ
2021₋2022年シーズンは、リーグ戦は、32試合出場で4ゴール、フランクフルトのクラブとして42年ぶりにヨーロッパリーグを優勝します。
ナショナルフラッグを掲げ、優勝トロフィーを手にしている鎌田選手も嬉しそうですよね。活躍した充実感があったのでしょう。
この時の年俸は
アイントラハト・フランクフルト(2022₋2023シーズン)ドイツ
2022₋2023年シーズンは、記事執筆時(2022年10月)で絶賛リーグ戦が開催されている最中となります。
リーグ戦10試合に出場し、6ゴール、そしてUEFAチャンピオンズリーグでは2ゴールをあげるなど、活躍中です。
今季は契約満了の年となる為、来季以降の去就に注目が集まっています。
年俸は
チャンピオンズリーグでの得点シーンはこちら
ここまでで何がスゴイの?と思われる方も多いかと思いますが、鎌田大地選手は現在契約最終年度につき、
来季どこのチームでどのぐらいの年俸なのかの噂が絶えない状況です。
2022₋2023年シーズンは冒頭でも話したとおり、ワールドカップを挟むため、選手の市場価値が上がる可能性もあります。
ー--鎌田大地、年俸10倍で“最高給取り”に?ー--
フランクフルトが契約延長オファーか。鎌田大地の推定年俸は43万ユーロ(約6100万円)とのこと。ドイツ代表GKケビン・トラップ(32)が500万ユーロ(約7億1000万円)でチーム内一番の高給取りである。
https://football-tribe.com/japan/2022/10/04/253054/
ということは年俸500万ユーロ(日本円:1ユーロ142円/約7.1億円)の延長オファーの提示を受けていることになります。
またエバートンやトッテナム・ホットスパー、アストン・ビラ、リーズ・ユナイテッドなどイングランドプレミアリーグからも注目されており、
移籍によりさらに上積みの年俸を勝ち取ることも可能な状況ですね。来シーズン日本人最高年俸になる可能性が高まっています。
鎌田大地の市場価値は30億超でW杯活躍次第でどうなる?
ここからは鎌田選手の市場価値についてみていきたいと思います。
トランスファーマーケット公式サイトによると鎌田大地選手の市場価値を以下の表記がありました。
- 2016年:400ユーロ/56,800円 (サガン鳥栖)
- 2017年:120万ユーロ/約1.7億円 (フランクフルト)
- 2018年:180万ユーロ/約2.55億円 (シントトロイデン)
- 2019年:450万ユーロ/約6.39億円 (フランクフルト)
- 2020年:1,600万ユーロ/約22.72億円 (フランクフルト)
- 2021年:2,200万ユーロ/約31.24億円 (フランクフルト)
- 2022年:2,200万ユーロ/約31.24億円 (フランクフルト)
*2022年10月1日現在のレート:1ユーロ/142円にて計算
この2,200万ユーロというのはスゴイ金額です。
他の日本人の市場価値はGOAL(2022年日本人市場価値ランキング)によると
- 久保建英選手:750万ユーロ レアル・ソシエダ(スペイン)
- 伊東純也選手:750万ユーロ スタッド・ランス(フランス)
- 堂安律選手:800万ユーロ フライブルク(ドイツ)
- 遠藤航選手:800万ユーロ シュツットガルト(ドイツ)
- 南野拓実選手:1,200万ユーロ モナコ(フランス)
- 冨安健洋選手:2,200万ユーロ アーセナル(イングランド)
なので、冨安選手と並んで日本人トップの価値ということになります。
この市場価値と移籍金や年俸は別ものですが、その選手を評価する指標としてはかなり重要なものですよね。
サッカー選手は平均プレー年数は2~3年、年齢にすると25、6歳で引退しています。
活躍できる期間は限られているので市場価値を高め、良い契約を勝ち取って欲しいと思います。
まとめ
今回はサッカーワールドカップ2022カタール大会で活躍が期待される鎌田大地選手をご紹介させて頂きました。
ワールドカップではベスト8以上、そして来季契約では、現在年俸43万ユーロ(約5,848万円)は低すぎる(安すぎる)ので、
2023年の契約は大きなものを勝ち取って欲しいと思っています。最後までお付き合い頂きまして有難うございました。