ジャニーズ人気グループKing & Princeのメンバーでドラマ「クロサギ」で主演を務めるなど人気絶頂を迎えている平野紫耀さん。
2022年11月にグループ脱退報告があり周囲を驚かせました。
2023年5月にジャニーズ事務所を退所することも表明し、その後の活動についても気になるところですよね。
そんな平野紫耀さんについて今回は
- 平野紫耀の脱退・退所理由はなに?
- 平野紫耀(キンプリ)の海外進出を阻んだジャニーズの体質とは?
をお届けしたいと思います。
平野紫耀の脱退・退所理由はなに?
King&Princeを脱退する・そして事務所を退所する3人から聞かれた共通の言葉は”海外で活躍できるグループ”でした。
この言葉を聞いて感じたのは、「海外で活躍=ジャニーズ事務所では難しい」ということだと思います。
グループ脱退だけならまだしも事務所を退所するということはそういうことなのだと思います。
①ジャニーズ事務所の活動方針の変更
デビュー当時からジャニーさんとしてた夢、そしてジャニーさんとしてた約束、そしてファンの皆さんとしていた約束、
文春オンライン
海外で活躍できるグループになることを目指して頑張ってきましたが、メンバーそれぞれが歳を重ねて、
それぞれが経験を積んで、活動方針に違いが出てきました。
この内容は平野紫耀さんがFC向けに動画でお話した内容を抜粋したものです。その活動方針の違いは
ちょうど1年前くらいですかね、ジュリーさんとキンプリの溝がさらに深くなってきたんです。
文春オンライン
平野も岸も、ジャニーさんの遺志でもある海外公演の実現に拘っていましたが、個人スケジュールがパンパンでその日程が取れる状態ではなく、
強い不満を抱えていました。事務所スタッフからも、平野が愚痴っているという話はよく聞いていました。
つまり事務所は海外を目指すと言っておきながら、海外公演等が出来るスケジュール組みになっていなかったということです。
ジャニーズを取り巻く環境が昔と変わり、売れているKing&Princeへの顧客ニーズに対応していくことで経営を安定させていたのかもしれません。
②海外進出を目指せる事務所入所の検討
グループのそれぞれの活動方針を踏まえた上で全力で取り組んだとしても、もう遅いなと感じてしまい、目標を失い、今回の決断に至りました
スポーツ報知
この平野紫耀さんのコメントはメンバーへの落胆ではなく、事務所への不信感を表しているものだと思います。
メンバーに問題があるのであれば事務所退所までは考えなかったでしょうし、事務所を見切った発言だったと言えます。
ここまで海外に拘っているということは本気で海外進出ができる事務所を今後検討していくものと思われます。
また2022年10月31日付で副社長を退任した滝沢秀明さんとの合流も噂されていますが、その可能性もあるかもしれませんね。
③アイドルでは制約が多すぎる
平野紫耀さんは今回の脱退・退所の報道に関しファンの間では
平野は雑誌などのインタビューで「20代のうちに結婚したい」「子供がほしい」と発言しており、ファンの間では"本命彼女との結婚"の噂が出回っていたことから、脱退発表の直後には
《2023年5月23日 平野紫耀が結婚発表しそうで怖い その日を迎えたくない》
《これであっさり結婚とかなったらまじで死ぬwww辞めたら結婚していいにはならないからな。これまで応援してきたファンのこと考えてくれ。#平野紫耀》
《平野紫耀さん頼むから結婚だけはしないでそれなら世界で絶対てっぺんとって。》
《ジャニーズ事務所退社後"平野紫耀""結婚"という文字をすぐに見ることになるだろうと平野担が一番強く思っているはず(願ってるわけがないよ)》
といった数多くの"結婚を懸念する"投稿が集まっている。
日刊ゲンダイデジタル
平野紫耀さんが、今彼女がいるかいないか、結婚を考えているかいないかというのはわかりませんが、
今までのジャニーズの先輩方から考えると少なくとも30代半ばくらいまでは独身で彼女がいることは公表しないなど、制約(暗黙の了解も含む)があったと思われます。
”20代で結婚・子供がほしい”など価値観をしまって置かなければならないことも平野さんには合わなかったのかもしれませんね。
平野紫耀(キンプリ)の海外進出を阻んだジャニーズの体質とは?
ジャニーズ事務所が成功してきたのは、あくまでも国内の話で、韓国のBTSのように世界で成功しているジャニーズ男性アイドルはいません。
むしろ”いなくてよかった”時代だったのでしょう。なぜなら男性アイドルの国内市場はほぼ100%ジャニーズだったので。
①成功体験(昭和的ビジネスモデル)から脱却できない体質
ドメスティックなマーケットでジャニーズは圧倒的な勝者として君臨してきた。
それは、成熟しきったレガシーメディアへの徹底した適応によって築かれ、競争が生じにくい環境も構築した。
閉鎖的な市場における限定的なゲームを攻略しきった。
文春オンライン
ジャニーズは、地上波テレビを中心とする日本のエンタテインメント業界を巧みに渡り歩き、覇権を強めてきた。
グループの冠番組に後輩を出演させるバーター戦略をはじめ、競合グループの露出に圧力をかけるという噂は常に囁かれていた。
これが、つい最近までの日本の「男性アイドルの難しさ」の背景となる。
文春オンライン
メディアの中心がテレビと雑誌の時代の閉鎖的対応で成功してきた体験を引きずってしまい事務所目が海外にむかなかったことも要因としてあるのではないかと思います。
②新メディア台頭への対応の遅れ
先ほども述べた通り、ジャニーズの成功はメディアを牛耳れた(テレビ・雑誌等)時代の功績であるため、
現在主要メディアとなったYouTube、Netflix、Amazonプライム、Disney+、Hulu、ABEMA、Spotify、Apple Music等々、
新たなメディア対応が後手になっていることがあると思います。
多くの男性グループの誕生(JO1等)も、この多様なメディア状況があるからこそだ。主戦場は、もはや地上波テレビや雑誌などではなくYouTubeやSNSだ。
音楽で言えば、単価の高いCDを国内の熱心なファンに売ることよりも、
YouTubeやストリーミングサービスを通じてグローバルに音楽を届けることが必要とされる。
K-POPが率先してやってきたのは、まさにこうしたことだ。
文春オンライン
おそらく、新たなメディアを軽視したが故に生じてしまったギャップで韓国勢やその他地域のアイドルたちにおいていかれてしまっている状況であることは間違いないでしょう。
③コンテンツのグローバル化を軽視
意欲的な全編英語曲がCDのみの収録だったり、YouTubeで公開したMVが日本国内でしか観られなかったりするケースも散見される
文春オンライン
世界と口頭では声高に言えても、国内のファンに限定されたコンテンツ戦略にしかみえないですよね。
(ファンコンテンツ)のグローバル化だ。たとえばBTSがこれほど世界的な人気となったのは、国を超えるファン・ARMYの活発な活動があったからこそだ。
スマートフォンとSNSが広く浸透した2010年代後半に、小さなプロダクションだったにもかかわらずBTSの人気が爆発したのも、けっして無関係ではない。
BTSメンバーが論争に巻き込まれたときも、ファンが結束して論陣を張り、さまざまな言語でみずからの主張を伝えていった
文春オンライン
キンプリをはじめとするジャニーズのアイドルは国内向けに育成されてきているので、海外向けサイト、メンバーの語学力、
海外で人気の出る売り出し方をしておらず、ファンのグローバル化は多少あるもののあまり広まらないのでしょう。
ジャニーズ事務所は大きな変革期であり、転換点にいる状況だと感じます。
これまでのようにファンに夢や希望を与え続けてもらうためにも、新しい視点で取り組みをしてくれることを望みたいと感じました。
まとめ
King&Princeからの脱退・ジャニーズ事務所からの退所を発表した平野紫耀さん。
発言にもあった通り、これから海外進出を目指し動き出すのでしょう。
これまでにない体験で多くの困難が伴うかもしれませんが、応援していきたいと思います。
最後までお付き合い頂きまして有難うございました。