2022年6月にBリーグ/群馬クレインサンダーズに入団し、ルーキーイヤーとしてBリーグで活躍中の八村阿蓮選手。
兄はNBA ワシントン・ウィザーズの八村塁選手です。
今回は、将来有望と見込まれる八村阿蓮選手の
- 八村阿蓮の実力はNBAで通用するか?
- 八村阿蓮の父も元バスケ選手でプロでも活躍した?
についてお届けいたしたいと思います。
八村阿蓮の実力はNBAで通用するか?
どうしても兄・塁選手と比較されてしまう阿蓮選手。
あれだけ偉大になった兄の存在は、心強いと同時にプレッシャーとなっているかもしれません。
兄・塁選手と比較してみましょう。
八村阿蓮
年齢:22歳
誕生日:1999年12月20日
身長:198㎝
体重:98キロ
足のサイズ:31㎝
八村塁
年齢:24歳
誕生日:1998年2月8日
身長:203㎝
体重:104キロ
足のサイズ:34㎝
※2022年10月現在
阿蓮選手は、大学時、高校時代と比べ、体重10キロ増、身長2㎝伸びたということです。
兄・塁選手には、体格で若干劣るものの、ほぼ同じサイズと言ってよいでしょう。
高校時代
阿蓮選手は、兄・塁選手と同じ名門・明成高校に進学します。兄・塁選手とは2学年の違いなので、兄が3年生の時、阿蓮選手は1年生として入学しています。
中学は別々だったので、この1年間が今のところ唯一兄弟で一緒にプレーした期間ということになります。
一緒にプレーしていた高校時代の写真です。この時はさすがに体格差がありましたね。
高校バスケットの頂点を決める大会と言えば、ウインターカップ(高校野球で言う甲子園に近い)。兄が率いたチームは
圧倒的な強さで3連覇を果たしましたが、兄が卒業した阿蓮選手2年生の時は1回戦敗退、エースとして迎えた3年生の時、
ウインターカップ優勝し、前年の雪辱を果たしました。兄に一歩近づいた瞬間でもありました。
身体も大きくなり、兄に近づいている感じがしますよね。迫力満点です。
大学時代
兄・塁選手は、日本の大学ではなく、米国プロバスケットNBAを目指し、アメリカのゴンザガ大学に進学します。
ゴンザガ大での活躍により、後にNBAドラフトで1巡目指名を受け、現在の大活躍に至る飛躍の道を歩みます。
一方で、阿蓮選手も自分を高める為、日本の大学バスケットの名門東海大学に進学します。
大学1年より大活躍でインカレ優勝の立役者となりますが、2年時には決勝で敗れ2連覇を逃します。
そして3年には現在日本代表でも活躍している高校生Bリーガーとして注目を集めた川村勇輝選手が入学しチームメイトとなり、インカレを制覇しました。
高校時代に続き、東海大学でもチームの中心選手として活躍し、成長していることは間違いないですね。
そして、大学3年の時に、プロバスケットリーグ(Bリーグ)のサンロッカーズ渋谷に特別指定選手として加入し、翌年の大学4年時は群馬クレインサンダーズに特別指定選手として入団します。
そのまま、群馬クレインサンダーズでプロ契約となり、現在(2022年10月)に至ります。
特別指定選手とは
阿蓮選手はもちろんBリーガーとして有望な選手なのですが、今回のテーマ/NBAに行く実力があるかの視点では客観的に
- まだチームを上位に引き上げる原動力になり得ていない
- 出場時間が少なくまだ中心選手とは言えない
- カテゴリー別(年齢制限)以外で、フル代表に選ばれたことがない
ということを踏まえると、まずはBリーグでの絶対的な活躍がNBAチャレンジする上では不可欠でしょう。
また現実として、BリーガーからNBAプレイヤーになった選手はいません。NBAと日本のBリーグには圧倒的な実力差があるということです。
この壁を乗り越えて、Bリーグ経由、NBA選手のルートを確立して欲しいですね。そしてその可能性を秘めているのが阿蓮選手です。
(ちなみに兄・塁選手は、大学→NBAなので日本のBリーグの経験はありません)
八村阿蓮の父も元バスケ選手でプロでも活躍した?
阿蓮選手は、アフリカ人の父と日本人の母との間に生まれたハーフで、国籍は日本となります。兄の塁さんも同様です。
安美菜さんとマリさんという妹がおり、4人兄妹で6人家族ということですね。
祖国ベナンではバスケットはメジャースポーツではないようですが、父のザカリ・ジャビルさんは、元バスケットプレイヤーだったそうです。
プロ選手までには至っていませんが、阿蓮選手も兄・塁選手もお父さんの血をついでバスケットボール選手になったんですね。
父と母は阿蓮選手が小学生の時に離婚されていますが、高校生になっても家族で写真を撮っているように婚姻関係は解消しても絆は繋がっているようですね。
兄・塁選手がNBAドラフトに指名される際も父と母は同じ場で塁さんの指名を喜んでいました。
阿蓮選手は、兄・塁選手に追いつくために
- Bリーグで活躍すること
- 兄・八村塁と日本代表でプレイすること
この2つを目標にしているそうです。阿蓮選手は各年代の日本代表に選出され日本トップレベルの実力があるので、将来的に日本代表に入ることは十分にあると思います。
また2022年夏には、約1か月半の間
兄の塁と米国で練習していたことを明かした。7月中旬ごろまで約1カ月半、NBAウィザーズの練習施設などを利用。
「有意義な時間になった。オフシーズンをどう過ごせばいいか学んだ」と感謝した。
ウィザーズのスキルコーチから直接助言を受ける機会もあったという。
日刊スポーツ
この2人の共演は元バスケット選手であった父親の悲願でもあるかもしれません。2024年パリ五輪で日本代表で一緒に戦う姿、そしてNBAで対戦している姿を想像したいと思います。
まとめ
今回は、八村阿蓮選手についてご紹介致しました。
Bリーグでの活躍を期待し、そして近い将来BリーグからNBA入団する初の選手となれるように期待したいと思います。
これからも応援していきましょう。最後までお付き合い頂きまして有難うございました。