歯科矯正のサービスを巡って、東京・銀座の歯科クリニックが患者と金銭トラブルとなり、集団訴訟に発展しているモニター商法事件。
被害者はわかっているだけで全国で150人以上で、被害総額は2億円に及ぶとの見通しが立てられています。
今回の歯科矯正モニタートラブルに関し
- 【集団訴訟】銀座の歯科矯正のトラブルのクリニックはどこ?
- 銀座の歯科矯正クリニックの院長は誰で今後の対応はどうなる?
を確認していきたいと思います。
【集団訴訟】銀座の歯科矯正のトラブルのクリニックはどこ?
今回の歯科矯正モニター募集は、治療経過のSNS拡散により実質無料になるとして、モニターが先に治療費を一括払いし、SNS拡散することで月々報酬が支払われ、実質無料になるというスキームでのトラブルとなります。
今回患者により集団訴訟へと発展し、大きなニュースとして取り上げられました。
被害者弁護団によると

少なくとも1,400人が被害者としていることが分かっています。
被害総額は10億円を優に超えて、詐欺的な商法、極めて悪質な商法です
今回患者とトラブルを起こし訴訟まで発展した歯科クリニックは
「銀座・福岡・京都・石神井公園」に各店舗があり運営が行われていました。
上記写真のとおり、本社・銀座院が存在していたころは「dental office X」とはっきりとみえますよね。

ところが現在は、閉院どころか、解体まで行われており既に存在していない状況となっています。(2023年1月26日現在)
福岡院のエントランス

京都院のエントランス

福岡院も京都院もキレイで信頼が出来る感じのエントランスで演出していますよね。
銀座の歯科矯正クリニックの院長は誰で今後の対応はどうなる?
デンタルオフィスXの経営者とはどなたなのでしょうか。またどのような運営だったのでしょうか。

医療法人の概要によりますと
と出てきました。この方は色々調べていると
中村財団・グランシールド・アーサー・デンタルオフィスと金融関連事業として展開をしていたようですね。
当人は今回の件は関わっていないと話されていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
下記はグランシールドの代表取締役としての動画となりますので、参考までにご覧ください。
もう一人

伊藤剛秀氏は、2020年に「Invisalign Blue DIAMOND PROVIDER」を受賞しています。この賞は、全世界でも上位0.0001%の歯科医師だけが受賞できる賞で、年間750例以上の症例を扱ったことを証明しているそうです。
この方はどこまで関わっていたのでしょうか。今後の状況を見守らなければなりませんね。
プロフィール
- 2007年 岩手医科大学 歯学部卒業
- 2013年 歯科医師免許取得
- 2017年 コスモルソ表参道開業
- 2018年 フリーランスのインビザライン審美歯科ドクターとして活動
- 2020年 株式会社oh my teeth CDO(チーフデンタルオフィサー)に就任
プロフィールをみても実質デンタルオフィスXにどこまで携わっていたのかは不透明です。名前だけ貸しているレベルだった可能性もあります。このあたりも今後解明されていくのでしょうか。
今後の対応はどうなる?
集団訴訟にてこれから物事が動いていくものと思われますが、現状では

また、

と回答しています。この疑義ある契約というのが何とも怪しい表現と感じました。
いずれにしましても、モニターの心情を踏まえ、金銭的、精神的負担を少しでも早く解消して欲しいと思います。
まとめ
今回のモニター契約による実質治療費なしとするケースは、常に会員を集め続け、集めた資金の運用益と合わせて展開しなければならないスキームだとすれば、いつしか崩壊するのは間違いありません。
今後実態が明らかにされていくと思いますが、まずは被害者の負担軽減の措置に向けて動き出しをして欲しいと感じました。
今回も最後までお付き合い頂きまして有難うございました。