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古川聡(宇宙飛行士)の経歴プロフィール!JAXA不適切研究の処分と今後については?

古川聡

2016~2017年に行われた実験で起きた不適切研究(捏造・改ざん)で宇宙航空研究開発機構(JAXA)が記者会見を開き、

研究実施責任者で宇宙飛行士で医師の古川聡さんが経緯の説明、事象における謝罪を行いまいした。

今回は古川聡さんについて

  1. 古川聡(宇宙飛行士)の経歴プロフィール!
  2. 古川聡(宇宙飛行士)のJAXA不適切研究の処分と今後については?

を確認していきたいと思います。

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目次

古川聡(宇宙飛行士)の経歴プロフィール!

古川聡宇宙飛行士
出典:JAXA

プロフィール

  • 名前:古川聡(ふるかわ さとし)
  • 生年月日:1964年4月4日
  • 年齢:58歳(2023年1月現在)
  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 職業:宇宙飛行士・医師
  • 趣味:ドライブ、音楽鑑賞、野球、ボウリング

医師でありながら、宇宙飛行士という異色の経歴の持ち主です。

学歴

  • 1977年3月:横浜市立間門小学校卒業
  • 1983年3月:栄光学園卒業(中高一貫教育)
栄光学園中高
出典:みんなの高校情報
栄光学園偏差値
出典:みんなの中学情報

神奈川県の鎌倉市にある、完全中高一貫教育を行っている、イエズス会を母体としているミッションスクールの私立高校

主な卒業生
隈研吾(建築家)、新井隆広(漫画家)  栄光学園高等学校、清水正孝(東京電力元社長)、天野之弥(国際原子力機関事務局長)、桃井恒和(読売巨人軍オーナー)、保坂和志(小説家)、養老孟司(学者)
※敬称略

  • 1989年3月 – 東京大学医学部医学科卒業。2000年同大学博士(医学)取得
東京大学医学部
出典:東京大学大学院医学系研究科・医学部
東京大学医学部偏差値
出典:みんなの大学情報

頭脳明晰で学力もあり、東京大学医学部をご卒業されています。

医師として

1989〜1999年:東京大学医学部附属病院(旧第1外科学教室と関連病院に勤務)
消化器外科の臨床及び研究に従事

JAXAとしての活動

  • 1999年2月:NASDA(現JAXA)よりISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として、星出彰彦山崎直子とともに選定
  • 1999年4月~:NASDA(現JAXA)が実施する日本人ISS搭乗宇宙飛行士の基礎訓練に参加
  • 2001年1月:宇宙飛行士として認定される
  • 2001年4月〜:ISS参加機関の国際協力のもとに実施されるISS搭乗宇宙飛行士のアドバンスト訓練に参加
           併せて、ISSに取り付けられる「きぼう」日本実験棟の開発・運用に関わる技術支援業務などを実施
  • 2004年5月:ソユーズ-TMA宇宙船フライトエンジニア資格を取得
          同年6月よりNASAミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)候補者訓練に参加
  • 2006月2月:NASAよりMSとして認定される
  • 2007年8月:米国フロリダ州沖にある米国海洋大気圏局(NOAA)の海底研究施設「アクエリアス」における
          10日間に渡る第13回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO)に参加
  • 2008年5月:ISS第22次/第23次長期滞在クルー(当時は、ISS第20次長滞在クルー)のバックアップクルーに任命
  • 2008年12月:ISS第28次/第29次長期滞在クルーのフライトエンジニアに任命される。
  • 2011年6月~11月:第28次/第29次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに165日間滞在
             滞在中は、「きぼう」での実験やISSの維持管理を行ったほか、
             最後のスペースシャトルミッションとなったSTS-135ミッションの支援などを実施
             打上げ、帰還ともにソユーズTMA-02M宇宙船(27S)に搭乗
  • 2014年4月〜2021年3月:JAXA宇宙医学生物学研究グループ長に就任。宇宙医学研究を推進
  • 2020年11月:2023年打上げ予定のISS長期滞在ミッション搭乗決定

今年(2023年1月現在)ISSで再度長期滞在ミッションで搭乗予定となりますが、そのタイミングで自身が責任者として携わってきた研究の捏造、改ざん問題が発覚し、今後はどうなるのでしょうか。

古川聡(宇宙飛行士)のJAXA不適切研究の処分と今後については?

古川聡さん会見
出典:ABEMA NEWS

そもそも何が問題だったのか?
問題となった研究は、2016~17年に実施。
宇宙での長期滞在に伴うストレスを調べる目的で、宇宙空間を模した実験施設(茨城県つくば市)の閉鎖空間で約40人が13泊過ごした。
面談による心理評価を恣意(しい)的につくり出したり、データを書き換えたりした不適切な行為が発覚した。

古川聡(研究責任者)としての説明

【前提】
データの捏造や改ざんが発覚したのは2022年11月で、問題の研究は2016~17年に実施されたもの。
国際宇宙ステーション(ISS)を再現した閉鎖空間における生活が、人体にどのような影響を与えるか実験した

「この度は私が研究責任者を務めました、閉鎖研究における不適切な研究行為、およびマネジメントにより国民の皆さまの信頼を損ねてしまったことについてお詫び申し上げます」と謝罪。

「特に研究にご協力いただきました研究対象者のみなさま、共同研究機関の研究者のみなさま、そしてさまざまなご助言をくださった信頼を損ねてしまったことの責任を痛感しています。

心よりお詫び申し上げます」と頭を下げた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0a7e4b9629591adc382a9d0c6bd0b25a607636b4

問題の発覚
2020年から21年頃に行われた第三者による調査委員会からのヒアリングを受けて認識

問題の原因(説明)

  • 精神心理専門家である同僚との役割分担によって起こってしまった(責任者として見きれなかった)
    役割分担をしていても、しっかりしたプロセスで実施すること、事前意識合わせの徹底、それがちゃんと行われているか、適宜確認するべきだった
  • 確認の部分が十分でなかった。信頼の気持ちがあって、専門性の高い精神心理の部分は専門家にお任せしてしまった

不正をチェックする機能が存在していなかったことになりますね。また検体取り違えについても経緯を説明し

「仮説だが、外注に出す際、ヒューマンエラーで朝取った検体を夕方の容器に入れてしまって、逆に夕方の検体を朝の容器に入れてしまったことが考えられる」と報告

再発防止策
おかしなデータが出た段階で倫理審査委員会に報告すべきだったと反省している」と陳謝した。
再発防止策については、容器に書く文字のサイズを大きくする、2人以上によるダブルチェックを徹底する

処分について

  • 厳重注意:山川理事長、鈴木和弘副理事長
    経営責任を明確にするため、今年1月の1カ月間、給与の10%の受け取りを辞退
  • 訓告:佐々木宏理事(有人宇宙技術部門担当)
    経営責任を明確にするため、今年1月の1カ月間、給与の10%の受け取りを辞退
  • 戒告:古川聡(研究責任者)
    古川聡さんの宇宙飛行士としてのISS長期滞在ミッション搭乗については今のところ変更なし

一般的に

  • 厳重注意とは:懲戒処分を科して組織の記録に残すほどではないが、将来の戒めとして厳しく注意しておきたい
  • 訓告とは:業務違反の際に口頭又は文書で注意をする処分
  • 戒告とは:過失や失態、非行などを注意し、将来を戒めるために文書または口頭で行うもの

JAXAは事の重大さ認識しましたが、処分内容を世間がどのように捉えるかですね。

SNSの声

やはり、いろいろな意見があるようですね。

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まとめ

問題内容や事象については確認できましたが、質疑が嚙み合っていない会見に感じました。

多額な税金を使用している手前、しっかりとした原因解明と再発防止、責任の所在の踏み込んだ確認も必要かもしれませんね。

今回も最後までお付き合い頂きまして有難うございました。

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