2023年6月公開ディズニー映画「リトル・マーメイド」アリエル役の日本語吹替版の声優として抜擢された豊原江理佳さん。
「アリエルの可憐さや好奇心、品の良さが全部(豊原さんの)声にのっていた」と高い評価を受けたのは、これまでのミュージカル経験等の下積みがあったからなのでしょう。
そんな豊原江理佳さんについて
- 豊原江理佳はドミニカと日本のハーフ!
- 豊原江理佳は15年ぶりに父親との奇跡の再会?
を確認していきたいと思います。
豊原江理佳はドミニカと日本のハーフ!
豊原江理佳さんは、ドミニカ共和国出身の父親と大阪出身の日本人の母親との間に生まれたハーフです。
実際に住んでいたのはすごく短くて、1歳の時にはもう日本にいたので、正直、ドミニカの記憶はあまりない
エンタステージ
2023年現在、27歳となる江理佳さんですが、ドミニカの記憶そのものはほぼないということですね。
父親の顔画像やお名前は確認することはできませんでしたが、
父親がミュージシャンで、生まれた時からずっと家に音楽があったというのが、私の中で大きく占めていて。
今、ミュージカルをやっているということにも繋がっているんじゃないかなと思っています。
エンタステージ
とお話されているのでお父様はミュージシャンで作曲する曲は「サルサ」「メレンゲ」等のラテン系の音楽で打楽器の音が多く、踊りがセットというような感じだったそうです。
なので、江理佳さんは幼少期より、”リズムと踊り”の能力が養われていたということになります。
しかし「4歳くらいの頃から父はドミニカ、私と母は日本と離れて暮らしていた」とお話しされており、離婚等何かしらの事情で離れ離れで生活をしていたようです。
江理佳さんは
父親が音楽に関わる仕事なので、ずっと常に周りに音楽があったんです。
なので、小さな頃から当たり前のように「みんな、大人になったら音楽の仕事をするんだ」という感覚の中、育ちました。なので、子どもの頃から歌うことは大好きだった
ヤフーニュース
持ち前の”リズムと踊りの良さ”に加え、歌が大好きだったことを考えるとその道に進むのは必然だったのかも知れません。
4歳以降、離れ離れで生活をしていますが、父親の影響は相当なものであることもわかりますよね。
そして習い事は
水泳、お習字、剣道、乗馬…と本当にいろいろとさせてもらったんですけど、どれも長続きしなくて。
そんな中、9歳の時の地元・大阪の市民ミュージカルに行ったんです。
地域の子どもが公民館に集まって、夏休みの間に練習して舞台に立つというものだったんですけど、
この練習だけはイヤになるどころか、行きたくて、行きたくて仕方ないくらいのめり込んだ
江理佳さんは幼少期の時から、ミュージカルや舞台芸術に目覚めていたということでしょう。職業となった今を考えるとご両親の力は偉大ですよね。
豊原江理佳は15年ぶりに父親との奇跡の再会?
江理佳さんは4歳でご両親が別々(ドミニカと日本)で暮らすことになってからは、幼少期を日本で暮らすことになります。
そんな中、19歳の時に3ヶ月のビザを使ってニューヨークにダンスとお芝居のワークショップを受けに行っていた時、ホームステイをさせてもらっていたのが、たまたま父のミュージシャン仲間の家の方でした。
この時点でかなり奇遇です。
その父が、ホームステイ先に私がいると知らずに電話をかけてきたんです。
そのおうちに電話がかかってきたのも10年ぶりくらいだって言っていたので、本当に偶然でした。
エンタステージ
本当に偶然が重なって奇跡的な繋がりですよね。
父と離れて暮らすようになってから話す機会がまったくなく、その時に代わってもらった電話で久しぶりに言葉を交わしました。
父も私も号泣でした(笑)。それを見ていたミュージシャン仲間の方が「会いに行く?」って言って、飛行機のチケットとかも全部手配してくださって。
その電話の次の日には、もうドミニカに発っていました。
約15年ぶりの再会はどうだったのでしょうか。実の父親なので、感慨深かったのは間違いないでしょう。
そして最も大きかったのが、ドミニカに行ったことで
- 自分が無くしていた心のピースを取り戻した感覚
- 半分ドミニカ人であるということをポジティブに捉えられるようになった
- 唯一無二な部分に気づくことができた
- 自分のルーツを取り戻すことがで得た感覚が役者という仕事で助けになっている
江理佳さんはなくしていた尊厳のようなものを取り戻したのかも知れません。この出来事はとても大きいかと思います。
まとめ
「日本人であり、外国にもルーツを持ってる、でも心は日本人。それが私だと思います。」と語る江理佳さん。
ハーフであることを誇りに感じ、ハーフだからできることを考えて行動に移しているところは本当に素晴らしいですよね。
マイノリティの部分をメリットに変えていく力が素晴らしいと感じました。これからも是非、活躍して欲しいですよね。
今回も最後までお付き合い頂きまして有難うございました。